ごあいさつ


 

      樟樹会会長 妹尾 次郎

 同窓生の皆様におかれましては、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。 平素は、樟樹会活動に対しまして格別のご理解とご協力を賜りまして、誠に有難うございます。 心より厚く御礼申し上げます。

 2020年1月に国内感染が始まった新型コロナウィルス感染症は、未だ完全終息には 至っておりませんが、今年5月よりインフルエンザと同様の扱いになり、それに伴い世の中の 動きも徐々に以前のような状況に戻りつつあります。3年以上に亘る制約された生活によって、 人々の様々な価値観が大きく変わったと思います。それまでの当たり前が当たり前ではなかった ことに気づかされ、本当に大切なものは何か?という命題を突き付けられたと思います。

 今年も、全日制・定時制併せて275名の後輩たちが母校を巣立ち同窓会に入会しました。 彼ら彼女らは、入学後間もなく緊急事態宣言という試練に見舞われました。 自宅待機やクラスの半分の時間差登校、マスク越しで素顔すらわからないクラスメートとの コミュニケーション。ある意味コロナに始まりコロナで終わった3年間でした。 それにも関わらず、同窓会入会式や卒業式での自信に満ちた堂々たる姿をみて、彼ら彼女なりに すべてを受けいれ、自分たちなりに出来ることを精一杯取り組んだ証だと思いました。 卒業後開催される同窓会で、自分たちの経験した苦労が笑い話で語られることでしょう。

 さて、同窓会本部では、コロナ過のため昨年予定していた総会や他の事業の多くが実施できませんでした。 そんな中、昨年の夏にビッグニュースが飛び込んできました。平成19年卒の高瀬隼子さんの芥川賞受賞です。 発表前に発刊された会誌樟樹のVol.33号で「同窓生紹介」に寄稿して頂いた直後でもありました。 このタイムリーな偉業に対し、同窓会としての祝意を表したいと考え、記念会館の壁面に受賞の祝幕を掲げさせて頂きました。

 また、昨年の10月には近畿くすのき会が、11月には松山樟樹会がそれぞれ総会を盛大に開催されましたことは 大変喜ばしい出来事でした。今年の6月4日には東日本樟樹会の総会も4年振りに開催され大いに盛り上がりました。 本部でも8月5日の開催に向けて準備を進めております。是非とも多くの同窓生にご参加いただき旧交を 温めてくださることを期待しております。

 結びに、皆様方のご健勝とご多幸を、そして母校の更なる発展を心より祈念申し上げます。ありがとうございました。







      学校長 日野 右子                

 樟樹会の皆様におかれましては、御健勝にて御活躍のこととお喜び申し上げます。 また、日頃から母校新居浜西高等学校に対して、格別の御支援・御協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

 私は、この度着任いたしました日野右子と申します。どうぞよろしくお願いいたします。 私自身、昭和59年に本校を卒業した同窓生であり、前回は創立100周年までの7年間を教諭として勤務させていただきました。 当時、数々の記念事業が、皆様の絶大なる御尽力により立派に完成していったことを、今も鮮明に記憶しています。 記念オブジェが設置された中庭や、整備された第2グラウンド、音楽室の新しいグランドピアノなどは、 現在も本校生徒の教育環境の充実に大いに役立ってくれています。皆様の母校への御期待を改めて感じるとともに、 私自身も微力ながら西高の発展に寄与したいと考えております。

 さて、本年度は全日制に256名の新入生を迎えて3学年で787名、定時制には19名の新編入生を迎えて4学年43名となり、 全校生徒820名でスタートしました。少子化の影響もあるとはいえ、定員を下回っていることに危機感を持ち、 全県下における県立高等学校再編の流れの中で、本校が地域に期待され、信頼される学校として在り続けることが できますよう、魅力ある学校づくりに一層力を入れてまいります。

 昨年度10月に、全ての県立学校に定められたスクール・ミッション(期待される社会的役割、目指すべき学校像)において、 本校は「一人一人の個性を伸ばし、進路実現を目指す」学校であり、その役割は「仲間と切磋琢磨できる環境を通して、 生徒自らが未来を切り拓いていくための思考力・判断力・表現力、国際感覚を養い、社会の発展に貢献できる人材を育成」 することとされています。その実現に向けて、卒業までに育成すべき資質・能力を「新居浜西高10GOAlS」として示し、 生徒の自己理解を深めながら、教育活動を進めているところです。

 今春の進路状況については、国公立大学現役合格者が138名、うち難関大学14名と立派な成果を上げております。 部活動においても、全国大会出場者をはじめ、高いレベルでの文武両道を果たす生徒が数多くおり、 更なる活躍が期待されます。今後とも後輩たちへの御支援と御声援を賜りますようお願い申し上げて、 御挨拶とさせていただきます。

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